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2005.11.30

姉歯建築士ってさ…

不幸だと思うんだよね~。

だってさ、佐藤とか鈴木とかいう苗字だったら、1年もすればみんな「何ていう名前の建築士だったっけ?」となること必定なのに、「姉歯」なんて珍しい苗字でさ(そのおかげで取引先からは一発で名前覚えられたんだろうけど)。

それに加えてアレだよ。ヅラ! 一級建築士ならもっといい鬘にすればいいのに… なんか、夢に出てきそうなんだよな。昨日の国会招致に応じなかったのは、ヅラの調子が悪かったからじゃないのかっていぶかしがってしまうよ(笑)。

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2005.11.22

こんなもんに署名するヤツがいるのか…

「無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動(産経)

ジュネーブ条約で有事の際に攻撃が禁じられている「無防備地域」の宣言をするよう地方自治体に求める運動が全国に広がりをみせている。これまでに宣言条例が成立した例はないが、確認されただけで二十一区市町で署名活動などが進められている。国の責任で行う防衛行動を自治体が制約することには疑問があるほか、国民や自治体に協力を定めた国民保護法、武力事態対処法に正面から反する問題点も指摘されている。 
運動が展開されているのは、札幌市、苫小牧市、東京都国立市、神奈川県藤沢市など二十一区市町(判明分)。「宣言すれば平和を確保できる」「武力攻撃を免れることが可能」などの合言葉で戦争不参加や反戦を呼びかけ、自治体に「無防備地域」宣言の条例制定を請求するため署名運動などが進められている。
すでに全国規模の連絡組織もできており、署名が法定数に達した大阪市、大阪府枚方(ひらかた)市、兵庫県西宮市などでは市議会に条例が提出されている。
ジュネーブ条約追加第一議定書は「紛争当事国が無防備地域を攻撃することは手段のいかんを問わず禁止する」と規定。敵国の占領や攻撃に対し、抵抗も武装もしない地域を無防備地域とし、敵の無血占領を認め、無条件降伏を宣言することで、消耗戦や敵の不必要な攻撃をやめさせ、住民の無用の犠牲を防ぐのが本来の狙いだ。
ただし、地域に指定されるには、(1)すべての戦闘員や移動兵器、移動軍用施設が撤去されている(2)固定された軍用施設や営造物が敵対目的に使われていない(3)当局や住民による敵対行為がない(4)軍事行動を支援する活動がない-などが必要条件。宣言してもこうした条件を満たせない場合は背信行為とみなされる。
しかし、自衛隊の施設などの管轄権は自衛隊法で内閣総理大臣にあると規定され、地方自治体には与えられていない。政府や自衛隊などと合意なしに戦闘員や軍事施設の撤去などを地方自治体が実行することは非現実的だ。
国民保護法なども自治体に国の方針に基づく協力義務を定めており、自治体が条例でこうした条件を確保する規定を勝手に盛り込む行為は、国防への協力拒否を意味するだけでなく、仮に条例が制定されても法律違反として無効とみなされる可能性が高い。
ジュネーブ条約はこれまでも守られないケースが多々あり、「条約に依拠して宣言したところで地域住民の安全は守れない」といった声も出ている。
これまでに、条例を可決した自治体はないものの、運動自体は次々と別の地域で展開される状況が続いている。
(産経新聞) - 11月21日2時52分更新

私の故郷・札幌も活動中かよ orz

自衛隊を立ち退かせて、宣言をすれば、確かに現状よりは敵からの直接的攻撃(ミサイルや爆弾など)を受ける可能性はぐんと低くなるだろう。ただし、宣言したところで非武装地帯になるわけじゃない。様々な装備の兵器がその自治体に駐留したり通過したりするのは確実。駐留兵士の性欲は果たして現存するソープ嬢だけで満たすことはできるのだろうか? 戦時下なんだから、虐殺の数百件は覚悟すべきだけど、そこまでの覚悟が地区住民にあるのだろうか? ミサイルや爆弾で万単位で死ぬよりは、生き延びる可能性は高いけどさ。

それより問題は、その自治体を足がかりにして、隣接自治体に進行していくことだよな。そこでは虐殺以外に、敵味方の誤射による死亡事故も起こる。ミサイルや爆弾も落ちる。「俺たちさえ生き延びれるんだったら、隣接自治体が皆殺しにあったってかまわない」。極端に書くと、こういうことだよな。

そして何より問題なのは、港湾都市も名を連ねていることだ。例えば苫小牧は本州との定期フェリーがあるくらいの大きな港がある。最新鋭の急襲型上陸艇などを使わなくとも、小型化が進んでいる軍艦くらいなら軽く上陸できる。何しろ無血占領可能地域だから、せいぜい民間ゲリラを気をつければいいくらいのことだ(しかも平和ボケ日本の民間ゲリラの戦力なんてたかが知れている)。海洋王国日本で、敵海軍に港湾都市を押さえられるということがどれだけ危険かは想像に難くないでしょ、普通。兵器の近代化によって、遠隔操作で都市を壊滅状態にすることはできても、最終的には上陸して占拠しないと戦争の勝利者足り得ない。上陸しようとする海軍陸戦兵と、上陸させまいと反撃する守備隊の戦闘が過酷なものになるのはそういった意味で当然。それを港湾都市が無防備宣言って、あ~た。「どうぞウチから上陸してください」ってことだよ? 意味わかってんのかね? まぁ首謀者はわかっているからなのかも知れんが、意味なんて考えずに署名している人もいるんだろうな…

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2005.11.07

皇位継承に関すること

三笠宮様のご長男・寛仁親王殿下が女系天皇への皇位継承について疑問を呈されたことで、首相の諮問機関が出した結論「女性・女系天皇容認」に表立って反発する研究グループが現れはじめている。

「女性天皇」と「女系天皇」の違いを簡単に説明すると、前者は「生物学的に女性の天皇」であり、後者は「父親を辿っていっても歴代天皇に当たらない天皇」ということ。逆に言えば、「男系天皇」というのは「父親を辿っていくと、必ず歴代天皇の誰かに当たる天皇」のこと。

歴代天皇の研究では、易姓革命が何回か起こっていると想定できるものの、いちばん新しい易姓革命ではないかと考えられている天皇が天武天皇。つまり「天智天皇と天武天皇はまったくの他人で、天武天皇はそれまでの皇統とは縁もゆかりもない」という考え方なのだが、天武の血統が途絶えて、702年に天智系の光仁天皇が即位し、以降、易姓革命は起きていないというのが定説。つまり歴代天皇の父親を辿ると、これまた歴代天皇のいずれかにたどり着く、という状態が1300年程度続いているわけだ。ちなみに、1300年も皇統が続いている国は世界を見回しても日本だけ。今回の「女系天皇容認」というのは、この1300年以上の伝統をぶっ壊すのもしょうがないよ、ということであり、殿下のお考えでは「皇統の歴史をそう簡単に崩してもいいの?」ということ。

さて、父親を辿ると歴代天皇にたどり着くという人は、日本人にはたくさんいるだろう。もしかしたら私もそうかもしれない。ただ、日本には「皇統継続のためのスペア」の存在である宮家がある。なので、直系が途絶えたときは傍系の宮家から天皇を輩出していたわけだ。現在は直系の皇太子家にはもちろん、その宮家にもお世継ぎがいらっしゃらない状態。皇太子殿下にはお一人、秋篠宮様にはお二人、寛仁親王殿下にはお二人、亡くなられた高円宮様にはお三人、内親王殿下および女王殿下がいらっしゃるけど、男子には恵まれなかったので、今騒いでいるわけだ。

戦後GHQの命により旧宮家が臣籍降下されたが、旧宮家には男系男子が各年代にいらっしゃることもわかっている。男系の伝統を守りたいグループは、旧宮家の復帰や、内親王殿下や女王殿下の婿養子にという案を出している。個人的には伝統は守って欲しいとは思うが、同時に皇族や国民のコンセンサスは得られないだろうな、とも感じている。

不敬発言になるかもしれないが、寛仁殿下はお二人の女王殿下のいずれかに旧宮家の男系男子を婿養子にというお考えだと思う。そしてもし、お二人の間に男子が産まれれば、その殿下を皇太子様の次の天皇にとお考えなのではないか。もちろん、愛子内親王殿下が旧宮家から婿養子を迎えられるのであれば、宮家のスペアとしての役割から、でしゃばるようなことはするはずはないと思う。

「拙速ではないか?」というのが、男系を支持する保守系の言い分だが、果たしてどうなりますやら…

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