郵政法案反対 「野党共闘を」 福島党首(産経)
社民党の福島瑞穂党首は十四日午後、党本部で記者会見し、与党が特別国会に再提出する郵政民営化法案について「反対の立場で他の野党にも呼び掛けて大いに論戦していく」と強調した。その上で、参院で同法案に反対した自民党の中曽根弘文元文相が賛成の立場に転じたことに関し「転向する側も、それを強いる小泉(純一郎)首相の手法もひどい。国民不在だ」と批判した。
ちょっと古いけど、今週一番笑った記事。
国民不在だ
国民不在だ
国民不在だ
国民不在だ
ちなみに賛成に転じることになった中曽根参院議員の元ネタはこれね。ネタ元がサンスポだから、見出しはアレだけど、賛成に転向した理由はちゃんと書いてある。
「郵政反対や〜めた!」旧亀井派11人が選挙後“心変わり”
参院本会議で郵政民営化法案に反対票を投じた中曽根氏はこの日、都内で会見し、同法案に賛成に転じると表明。その理由について「総選挙で明らかになった国民の明確な意思を重く受け止め、尊重する」と説明した。さらに「私をはじめ参院志帥会(旧亀井派)全員が同じ立場だ」として、離党して新党日本へ移った荒井氏をのぞき、中曽根氏を含む参院旧亀井派の11人全員が賛成へと“転向”すると明かした。
ボールドで示したとおり、「総選挙で郵政民営化法案についての国民の意思が明らかになり、それは尊重せねばならない」から賛成に転じたわけだ。議員は有権者の代表なんだから、国民の意思を感じたのなら自分の理念を転向するのはありだ(もちろん、それが正しいわけではない)。参院議員は今回の総選挙で「郵政民営化法案反対」を叫んで当選を果たした野田聖子や綿貫民輔とは違うんだから、総選挙の結果を受けて転向する議員が出てもおかしくはない。それを「転向するのは酷い」とは? また首相がそれを強いたわけでもあるまい。
肝心なのは中曽根参院議員が総選挙の結果を受けての転向であること。それなのに、
国民不在だ
あと何回くらい選挙を繰り返せば、福島瑞穂は納得できるのだろう? まさか末っ子みたいに「勝つまでやる」なんて言わないだろうな(笑)? のしかして、本当に末っ子なのか>福島(^^;?
<追記>
コメントを頂いたので、賛成派と反対派の票を集計してみると、選挙区も比例区も反対派の方が得票が多い。もちろん議会制民主主義なんだから、「議員数が民意」という解釈は正しい。しかし私は先に書いたように、「郵政化民営化法案に関する国民投票だよ、こりゃ」という立場なので、少なくともこの法案は否決されたものと考えるね。首相も「国民の皆さんに問いたい」とやった以上、現法案は諦めて、委員会で骨抜きにされた法案を改めて提出してみては? なんて思っている。
福島もそこんところをきちんと説明していれば、私も「末っ子」なんて書かなかったのに。まぁもっとも、説明したらしたで「負け犬の遠吠え」って書いただろうけど(^^;。
<もう一つ追記>
綿貫は民営化自体に反対、野田は民営化法案に反対、だから立場は違うんですね。訂正いたします。
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