SDを観た
SDのみ観戦。RAWは放送も観られる環境にない(SD内のRAW Reboundは観ているので、筋はなんとかわかるかもしれない)ので、観戦できても楽しめたかどうか。
SDは昨年夏の武道館のハウスショーも観たけど、今回のテーピングの方が断然面白かった。やっぱりスキットという胡散臭さを前面に出してこそのプロレスだと再認識した次第。試合だけ見せられても、またスキットだけを見せられても満足感は得られまい。不安だった英語のヒアリングも、スーパースターズの表情や雰囲気さえ把握できれば、単語やセンテンスが自ずと聞こえてくるということがわかった。特にSDは放送地域が必ずしも英語圏とは限らないので、動きを伴った、いわばコントのようなものが多いので助かる。
私にとっては、SDは「昭和のプロレス」。「次週の放送が楽しみで仕方がない」というテレビ放送中心主義が私にとっての昭和のプロレスなんだろうな。今のワールドプロレスリングには、そのような面は微塵もない(笑)。新日をこんなにしてしまったのは、どう考えても週刊専門誌のせいだ。テレビ放映のない興業にまで取材に行って、「これは多くの人に知ってもらいたい試合だ」なんてくだらねぇ理由で、テレビマッチより扱いの大きいいわゆるハウスショーの試合なんてのを作った。てめぇの雑誌はそれで売り上げが上がったかもしれないが、新日は中長期的にみたら、明らかに損している。今からテレビ放送至上主義に戻ることはできないかもしれないが、プロレスに一番マッチしたメディアはテレビなんだ、そして「子供からお年寄りまで楽しめるのがプロレスだ」(by五頭信)=地上波(日本の場合は)で不特定多数の人に観てもらわないと意味がない、ということを決して忘れないでもらいたいのだが。まずは週プロとゴング誌に取材させるな。話はそこからだ。
話をSDに戻す。ボーナストラックのアンダーテイカー対ハイデンライクのラスト。花道をゆっくりと引き戻すアンダーテイカーが、入場口で歩を止め、背中越しに振り向く。それを絶妙のアングルで捉えるテレビカメラ。そして右手を突き上げるアンダーテイカー。いや、参った。痺れた。他のスーパースターズには「役者じゃのぉ」と感嘆することはあっても、痺れはしなかった。唯一カートには痺れたが、今回のアンダーテイカーに比べれば吹けば飛ぶよな存在。試合そのものはアレだったけど(^^;、ラストシーンだけにもう千円くらい払いたい気分になったよ。なんかこのままブラックアウトしてWWEのロゴが現れて、「日本語字幕制作Lumiere」までの画が見えてくるもんね(笑)。いまさらながら、アンダーテイカーの偉大さに気付いた次第。
さて、米国の人たちは「日本でのテーピングマッチ」をどう感じるのかね? 「エキゾチックでよかったぜ!」なんて評判だったら、次もあるかもね。っていうか、2年に1回くらいでいいから、やってくれないかな?
最後に檄文。ビンスは(ホントかどうかは知らないが)理由があったが、テディGMもポールもいなければ、マイケル&タズも姿が見えなかった。エイミーも本国撮り(?)のスキットにしかいなかったし、もちろんブックマンもいない。ブックマンは深い理由があるんだろうが(笑)、他の面々はそんなに日本が嫌いなのかね? テディの「Hola,holahola.Prayer」(綴り適当)がないSDというのはなんだかね。次のハウスショーでいいから、是非。って、ハウスショーにはGMは来ないか(^^;。
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Comments
They include symbols from daily lifestyle, and religions, astrology and also figures. Family issues get your attention as the month comes to an end. Something you've been aiming for is nearly inside attain.
Posted by: pa.ikli.in | 2014.05.29 07:53