ドイツでヒトラー主人公の映画
なんかいい意味でも悪い意味でも「読売の記事」というような文章だなぁ… 「ヒトラー」を「東条英機」、「ウンターガング」を「プライド」と置き換えても同じような評論になるんだろうな。
JBLは欧州遠征でナチス軍人の歩き方を真似て大批判された。独国ではこの歩き方はもちろん、ハーケンクロイツの旗や衣服のワンポイントさえも禁じられていると、いろんな文献で読んだこともある。片や同じ敗戦国である日本では、旭日旗を社章にあしらっている会社もある(しかもその会社が国旗掲揚反対の急先鋒というねじれ現象も)。「反省が足りないのでは?」と内外(主に内だが)からの言葉。確かにそうとらえられても仕方ないのかもしれないが、独国の場合は責任のほとんどを一政党である(しかも党首と多くの幹部を失った)ナチスに押し付けてしまっていたのだから、ナチスの影のあるものをタブーにせざるを得なかったのだろう。日本は東条や大政翼賛会に押し付けることはしなかったが、日の丸を捨てるようなこともしなかった。独国と日本のどちらがより反省しているかなんて、そういう微妙な「どっちもどっち」という類の問題なのではないか?
まぁ日本人としては「民族浄化を計画・実行した連中と一緒にして欲しくない」という考えはあるが、英仏の反応が中韓とあまりにも似ているので、思わず独国を応援したくなってしまう(笑)。
ただ最後の「我々はもう、ドイツ人としての誇りを持ってもいいでしょう?」というのが、括弧書きなのにどこからの引用なのかが不明。まさか「我々はもう、日本人としての誇りを持ってもいいでしょう?」という読売の主張をアレンジしただけではあるまいな(^^;。
この記事で「?」と思ったのが、「英米系音楽の電波寡占状態」という箇所。独国というとSCORPIONSしか頭に浮かばない私だが、ドイツメタルの祖である彼らにしても、日本で入手できるのは英語の歌詞のアルバム。クラシック以外で独語の歌詞というと、NENAの「ロックバルーンは99」しか思い浮かばないな。独国には国内アーティストはいないのか、あるいは国内アーティストも英語の歌詞で歌っているのか… 謎だ…
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