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2004.09.30

乱入の鑑

デュプリー&スズキが戴冠するので、いつになく真剣にSDを鑑賞。

タイトルマッチよりメインが秀逸だった。番組冒頭でロングGMが「エディとアングルのランバージャック・マッチを発表。サマースラム以降のメインストーリーの一銭を観られるということで、観客大喜び。

試合序盤はアングルがベビーフェース側に落ちても、小競り合いもほとんどなく粛々とリングに戻す。「ははぁん、序盤はおとなしく、何かを切っ掛けにしてベビーとヒールで小競り合い勃発ってパターンだな」とマニア的な見方をする私。案の定、レフェリーの目を盗んで試合に介入。これにシナをはじめとするベビー軍団が呼応。たちまちリング上はランバージャック役のスーパースター20人とエディとアングル。いきなり全員が小競り合いどころではなく乱闘騒ぎだから、「どうやって収拾するのかな? レフェリーは頭を抱えいるところをみると、ノーコンテストにするつもりはなさそうだけど」とマニア的(以下略)。

そこで会場に流れた聞き覚えのある曲。花道に現れた巨体。あ、ビッグ・ショー(ビッグショー?)だぁ(^^)。アナウンサーは「復帰は2週間後のはず」を連呼。「宣伝バッチリ!」とマニア(以下略)。ビッグ・ショーに気付いた何人かのスーパースターがのっしのっしと歩を進めるビッグ・ショーに抗議しに(?)近づく。ビッグ・ショーは小走りしてバシャムズの片方(1)とブル(2)を両腕で同時にクローズ・ライン。バシャムズのもう片方(3)をブート。ムーア(4)を投げ捨てる。アキオ(5)も投げ捨てる。スコッティ(6)にはパンチ。リングに上がってホーリー(7)をチョーク・スラム。ディーボーン(8)に頭突き。ババレイ(9)をリング下に投げ捨てる。抗議に突っかかっていったスパイク(10)をリフト・アップからリング下の兄貴二人に投げつける。ベビーの中心人物シナ(11)をチョーク・スラム。ミステリオ(12)にパンチ。ハース(13)をチョーク・スラム。RVD(14)にパンチ。デュプリー(15)をチョーク・スラム。ナンジオを張り手で牽制、ブックマン(16)にクローズ・ライン。コーナーから飛んできたナンジオ(17)を掴んでチョーク・スラム。エディ(18)もチョーク・スラム葬。ビッグ・ショーを解雇にした当時のGMアングル(19)を睨みつける。アングルは命乞い。構わずチョーク・スラム。最後にルーサー(20)が突っかかっていき、後退させるも、チョーク・スラムに沈む。テーマ曲とともに、得意の雄叫び。

いやぁ、しびれた。会場もシナがやられたあたりは「オゥ(>_<)!」という反応だったのが、最後は大歓声。試合がぶち壊されたことなんて、どっかに吹っ飛んでしまったみたいだ。試合を成立させなくても、観客の心を鷲掴みにすることはできるんだよね。もちろん主役も脇役も、役割をまっとうしたからこそできることなんだけど。久々に「正しい乱入」を観たような気がした。

で、通し番号を付けていて気付いた。ビッグ・ショーにやられたランバージャックは18人。ロングGMが発表していたランバージャックが20人。足りない二人のうちの一人は、いつの間にかリング下で伸びていたスズキ。おそらくデュプリーと一緒にRVDとやり合っていた際に、タイミング悪くリング下に落とされていたらしい。受け身が下手だから引き立て役を負かされなかったのか、本当にタイミングを誤ってリング下に落ちたのか、その辺は定かではない。で、残りの一人は多分ビッグ・ショー自身だったんだと思う。まぁでも、今回の公演であれこれ詮索するのは野暮ってもんだな。ここまでの乱入劇を見せてくれる団体が今、他にあるのか、と。

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